タバコについて(黄色のピースとラッキーストライク)

 

 

 

 

もう4年くらい黄色のピースを吸ってます。

たまに、他のを買ったりするけど、結局物足りなくなって、黄色のピースを買います。

 

でも同居人は、よく銘柄を変えます。

おかげでいろんなタバコを吸うことができるのですが、やっぱり黄色のピースが好きです。

 

しかしですよ、彼が適当に買った、フィリップモリスの14ミリを吸ってみると、結構気に入りました。

 

そして今、風呂を済ませて、ピースを吸うか、フィリップモリスを吸うか、ぼんやり悩んでフィリップモリスに火をつけました。

 

ぼーっと吸ってると、ああうまいなあ、こっちに変えようかなあ。

タールも下げた方がいいだろうしなあ。

でも今までずっとピース吸ってきたしなあ。

しかし美味いなあ。と感動していました。

 

ふと手元に目をやると、僕は黄色のピースを吸っていました。

頭の、どの部分がダメになったのでしょうか。

最初からピースを吸って、これ美味いなあ、こっちにしようかなあと思っていたのです。

怖くなりましたが、変なやり方で、愛情を深める結果になり、またひとつ黄色のピースが好きになりました。

だるい時に吸うと、1日何もできなくなるくらいキツいけど。

 

 

 

初めてハマったタバコはラッキーストライクでした。でも正直味の良さとか違いもわかりませんでした。

ただ、大好きだった友人と同じタバコを吸いたくてラッキーストライクにしてました。

 

けれど、その友人と少し疎遠になりました。

なんとなく好奇心で、コンビニで1番タール数が多いタバコを買ってみたら、黄色のピースでした。

初めて吸ったのは、バイトの帰り道で、ふらふらになってしまいました。

もうタバコはやめようと思いましたが、そこそこニコチンに脳をやられているし、貧乏性もあり20本すべて、やっと思いで吸い終わりました。

 

「銘柄はコロコロ変えるもんじゃない」と言っていたラッキーストライクの友人に、すこし申し訳ない気持ちで、再びラッキーストライクを買いました。

 

買ったローソンの灰皿の前で火をつけました。その時はちょうど夕方で、高校生が自転車を並べて走っていました。

ただ友人のことを思っていました。

 

ラッキーストライクを1本吸い終わると、ただ物足りなくなっていました。なんだか汚れた気分でした。

 

 

いつか、「ラキストは初恋でピースは暴力的な欲情です」と酔って言ったことがあります。思い出しても恥ずかしい。ダサい。

でもまあ、そんな感じなのは否めません。

ただ何かに憧れて、純粋に思いを送っていたのに、ふと足を踏み外すと、もう戻れない感覚。なにより、すでに初恋の純情を、過去のものとむしろポジティブに受け入れ、多少の汚れを良しとして欲情のまま身を委ねる。

そういう感覚。

大人になったと言ってしまえば、済む話で、そういう言葉で済ましている人も多いんだろうなと偏見混じりの予測をしています。

けれど、この感覚を、大人になったとかで済ましてしまうと、僕の人生が否定されるもの同然なので、まだ不意に思い出しています。

あの友人のことも。

去年話した時には、もうアイコス吸ってたけど。

 

 

もう夏ですね。どうにか生き延びましょう。

ダメそうならやめましょう。

いつも読んでくれている人ありがとう。